シンク・流し台のトラップ交換方法
シンクトラップを交換する
キッチンに関するリノベーション。キッチンについては、これまで外見を良くするリノベーションを行ってきました(過去記事:DIYキッチンリノベーション!費用安く木調ヴィンテージ)。そして今回は機能性についてのリノベーション。そうキッチン流し台のトラップの交換です。トラップ、別名・排水栓ともいいます。
私も最初は思っていました。水回りのことはプロに任せようと。ただ、このトラップ交換はどうやら自分でも出来そうなのです。トラップ交換の情報も本当に少ないので、素人目線で詳しく書いていきたいと思います。
流しトラップの現状
まずは現在のトラップの状況です。形としては、非常にオーソドックスなタイプです。後でも触れますが割と大きい部類のものです。
状態はやはり、年期が入っています。おそらく前住人はあまり台所を利用していなかったせいか、トラウマレベルの汚さではありません。ただ、やはり気持ちの良いものではありません。
このトラップ交換、機能面もさることながら精神衛生面で重要なポイントですよね。
でがさっそく、シンクトラップの交換を行っていきたいと思います。
トラップを外す
まずは、既存のトラップを取り外していきます。外し方も簡単です。
トラップの付け根部分を回して外すだけ。具体的にこの部分です。
ギザギザになっている部分です。如何にも”ここを回せば外せる”という部分です。この部分を時計回りに回し緩めます。
これが結構パワーが必要なので注意してください。さらに大きいサイズほど回しにくいです。どれくらいのパワーが必要かというと、専用工具が存在するくらいです。
もちろん私はパワー系なので素手で外すことに成功。
これが外れると、上のシンク側からトラップ本体がスルッと外せます。これで取り外し完了。
注意事項ですが、トラップは構造上中に水がたまるように設計されていますので、取り外すときに傾けたりすると水がこぼれます。
無論、私はこれで数年前の他人の生活排水を浴びるという結果になったことはお察しの通り。力技に頼って調子に乗るとこれです。
声も出ず、こんなに嫌な気持ちになったのも久しぶりです。
どうしてもパワーだけでは外れないという方は、専用工具を使ってください。
取り外しだけなら、トラップを切断したり割ったりしてでも外せば良いのですが、取り付けのことも考えると排水栓スパナがあっても良いと思います。
ただ購入してもトラップ交換以外の場面で使えそうもない。武器として見たことある気もするが、ありゃ斬撃系の中でも一番ダサい。
【追記】
コメントにて専用スパナ以外の工具について情報をいただきました。
「ベルトレンチ」という工具も代用できるとのこと。硬いスクリューキャップなどの開栓にも使えるそうです!
朝起きて、握力が無いそんな時、新品のジャムの蓋も楽勝で開けられそうです!
トラップ・排水栓サイズ
流しトラップ交換で一番悩んだのは、トラップのサイズ・寸法の測り方です。
「いったい、うちの流し台トラップのサイズはいくつなんだ」「どのサイズの新品トラップを買えばよいのか」と。
素人DIYをやっている我々が恐れているのは、“間違った物を買う”こと。
これが一番怖い。
・・・ハハ。
間違えた。買い直して新品トラップが2つになった。
完全にかかってしまった。トラップという名前だけに憎いです。
素人のやりがちなミスを全て、抑えていますね。
間違えたトラップはヤフオクに流すとして、具体的に、トラップ・排水栓サイズの測り方を説明します。
まずトラップのサイズというのは外径の数値を指しています。外径の数字が商品名に入っていたりします。
外径すなわちもっとも外側の径を測ります。写真で具体的に示します。
ココ!
続いてシンク側で言うと、
ココ!
このサイズによって購入するトラップを選びます。
あとは、シンク側の内径も図っておきます。
ここです。
このサイズをトラップメーカーがネットなどでも出している寸法図と比較して、本当に我が家のシンクにトラップが適合するか確認しておきます。
ここまでしっかりやらないから間違えます。
今回の場合で言えば、トラップは180mmサイズを使用するということになります。
ちなみに私は間違って186mmのトラップを購入してしまいましたので、みなさんこの6mmの差には気を付けて!
最終的に買ったトラップはコレ。180mmサイズの人はコレ!
価格的にもベスト!
補足ですがトラップのサイズには規格があるようで、一般家庭用であれば115mm、180mm、186mmあたりのサイズが相場です。
トラップを取り付ける
さて、いよいよシンクに新品のトラップを取り付けていきます。
取り付け方は取り外しの逆手順を踏んでいけば良いので簡単です。取り付ける前に、パッキンが触れる箇所をしっかりと拭いて掃除しておきましょう。けっこう汚れています。
シンクの上から新品トラップを差し込み、シンク下側から締めていきます。専用のスパナは持っていませんので、パワーでガチガチに締め上げていきます。軽くストレッチをした後、パワー全開で素手にて締め上げ。
これでOK。
次に排水ホースを接続していきます。ホースナット絞めの排水ホースをトラップとつなげる。ちなみにホースナットにもサイズがありますので、間違えないように!今回はG2というサイズのホースナットを使用。
キッチンの下側から伸ばして、床に空いている排水溝へ落とし込んでいくわけです。
コーキング
床空いている排水孔にホースを落とし込み、この孔とホースの隙間にコーキングする必要があります。この隙間から、臭いが上がってきたり、虫たちの通路になってしまいます。さっそく隙間を埋めていきます。
この使用するコーキングの選定に迷い、いろいろと調べてみました。そしてようやくたどり着いたのが・・・
コーキングテープなのですが、価格も安く、使い勝手も最強ですのでこの一択で問題ないです。
さらに、防臭キャップ・エンドという、排水ホースパーツもあれば完璧です。
下の写真は、排水溝に防臭キャップが乗っかっている状態です。
この縁をコーキングしていきます。コーキングテープは板ガムみたいな形をした粘土と思ってください。自由自在にカタチが作れます。これをグルグル巻きつけながら、指で密着するように押し込んでいきます。
こんな感じですね。
そしてココにトラップから伸びてきている排水ホースを差し込んで行きます。
しっかりと差し込んでこれで完成です。
隙間も完全に塞がり、見た目の仕上がりは完璧です。
使用アイテム
今回使用した資材を見ていきましょう。
素手で取り外し・取り付けを行いましたので材料が中心となりました。
トラップのサイズ間違いだけは気をつけて・・・!
最後に繰り返ししつこいですが、トラップのサイズ間違いだけはみなさん気をつけてくださいね!!
トラップ交換費用
それではここで、今回おこなったDIYでキッチンシンクのトラップ交換にかかった費用をまとめてみたいと思います。
どれくらいにまとまってくれたのか・・・?
・トラップ ¥4,309
・排水ホース ¥1,177
・コーキングテープ ¥420
合計 ¥5,906(税込)
ということで、かなり安くトラップを交換することができました!
業者価格を調べると、2万前後あたりが相場のようですのでDIYトラップ交換はかなり有効ですね。
今回は新品の小売価格でトラップ自体を購入しているので、もしタイミングよく格安のトラップが見つかればもっと安く済ませることも可能ですね。
まとめ
今回はキッチンシンクのトラップをDIYで交換していきました。
作業内容自体は想像以上に簡単で、さらに安く済ませることができました。
そこそこチカラの要る作業でしたが、専用工具などを使用すれば女性でも簡単に交換することができるレベルだと思います。
これで過去に行ったキッチンリノベーション(過去記事:DIYキッチンリノベーション!費用安く木調ヴィンテージ)と合わせて、キッチンリノベーションが完了しました。ここからどんな美味しい料理が誕生するのか、快適な生活になるのか?非常に楽しみです。
今後水漏れなどの問題が発生したらまた報告していきたいと思います!