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築40年8DKのセルフリノベーション記録

壊す・撤去

長押・鴨居・吊り束の撤去│セルフリノベーション.com

2016年2月10日

長押・鴨居・吊り束の撤去

前回のブログでは敷居の撤去・取り外しを行っていきましたが、敷居というレールがあるということは、その上には鴨居があり、その鴨居を支えている吊り束がある。さらにには長押という飾りまである。今回はこれを取り外していきたいと思います。自分で和室を洋室へDIY!今回は空中戦になるので、信頼できる脚立、足場を用意しましょう。

おすすめは杉の足場板。DIYで足場板を使い込んだ後に二次利用で家具なども作れます!

 

長押・鴨居・吊り束とは?

私はじめこの長押、鴨居、吊り束という名称がわかりませんでした。普通に生活していたらこれらの名称もあまり耳にすることもありません。これらを取り外したいのに、名称がわからないから調べるにも一苦労という方がなんとかこのブログにたどり着いてもらうためにもまずは長押、鴨居、吊り束について簡単に説明します。歴史とか成り立ちなどはどうでも良いので、どの部位なのかを簡潔に説明していきます。

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鴨居とは?

まず最初に鴨居から説明していきます。鴨居、読み方はそのまま「かもい」です。簡単に言うと、敷居の上バージョンです。

ふすま、引き戸などが敷居というレールに乗っているますが、この上側のレールが鴨居(かもい)です。敷居を外したので上側の鴨居が残っているのはカッコ悪い。

長押とは?

続いて長押。読み方は「なげし」といいます。鴨居のすぐ上に沿って取り付けられているのがこの長押(なげし)。古い家とかに行くと、賞状なんか引っ掛けて飾ってあったり、仏壇周辺にはじいちゃんの写真が引っ掛けてあったりしたあの薄い板です。はっきり言って、21世紀の現代に長押の必要性なんて皆無。場合によってはムカデ・ネズミなどの通路になっていたり、隙間風の原因だったりと、マジで邪魔な存在。見過ごすわけにゃいけん。今回ぶっ壊します。

吊り束とは?

最後は吊り束。読み方は「つりづか」といいます。吊り束は天井裏からまっすぐに降り、鴨居などを支える柱のような部位です。太くゴツいです。私もこの吊り束については最初全く名称がわからず、、「鴨居の付け根」とか「鴨居を支える柱」「欄間横の柱」「和室部位名称」などのワードで調べていました。





 

長押・鴨居・吊り束を撤去

長押を撤去

今回の作業ではじめに行ったのが、長押の撤去です。結果から先にいいますと、家が古いせいか、簡単に引き剥がすことができました。これと皆さんが同じ状態ではありませんので、一般的な取り外し方を説明します。

接着剤と釘で固定されていました。長押の裏側に垂直に打たれている釘を抜けば、取り外すことができます。図で説明します。横から見た長押はこんな状態です。

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上図の釘を抜けば長押は取れます。ただ、釘抜きが長押の裏の隙間に入らない場合もあります(入らない)ので、そんな時は下の図のように長押をのこぎりで切りわけて釘を抜いていく方法もあります。

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どこに釘が打ち込まれているのかわからず、ちまちまノコギリで切っていくのもシンドイ!という方は、一度力いっぱい引っ張っちゃって下さい。長押自体も板が薄くて柔らかいことがほとんどなので、簡単に剥がれるはず。

力ずくで長押を引き剥がした場合は私のように2秒ほどで長押の撤去完了です。

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ちなみ長押を撤去してみると、その裏側は何も塗られていません。欠陥工事かと疑いたいところですが、これがスタンダードです。後に長押裏の補修も行います。

鴨居上の壁を壊す

鴨居を外したら次は、鴨居の上側に張ってある壁を壊していきます。我が家はプラスタボードに聚楽壁(じゅらくかべ)という構造になっていました。まぁ構造がどうあれ、バール(私の場合は凶悪な工具、金テコ)で元気よく突き破っていきましょう。今回は空中戦、脚立の上でバールを振り回すことになると思いますので、十分に気をつけて下さい。バランス感覚に自信がない方は現場にバランスボールを持ち込み、体幹トレーンングを行うと良いでしょう。

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向こう側が見えました。躊躇せずにガンガンいきましょう。声を出して!

一通り壊したら続いては、鴨居の取り外しに移っていきます。





 

鴨居の撤去

鴨居も敷居と似た取り付けられ方でした。両端の柱の溝にはめ込みつつ鴨居側から柱に釘がささっている模様。敷居の撤去と同じ方法を使います(詳しくは過去記事の「敷居を撤去する」へ)。適当なところで鴨居を切断し、

テコのチカラでグイングイングイーン。

はい、取れました。

この鴨居を撤去するところまで来ると、あとは吊り束と壁の骨になっていた木枠がぶら下がっている状態です。

木枠も切ってしまい、吊り束だけの残すとこんな感じです。

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吊り束の撤去

吊り束の撤去ですが、今回は計3本の吊り束を撤去しました。屋根裏から吊り束が取り付けられている、梁(はり)の根本の金具を取り外す方法が一応正しい取り外し方です。ただ今回は、和室の天井はそのまま生かすので構造上屋根裏からのアプローチはできません。ということで、天井表側の吊り束根本を切断して取り外します。下の写真のようにノコギリで切っていきます。

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この方法で吊り束3か所中、2か所は撤去できたのですが、1か所なんと吊り束の太い木の中に釘が潜んでおり、ノコギリが切り進めない事態になりました。図で状況を説明します。

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これが冒頭でもお話した難敵。3か所中2か所はイージーだったわけですが、ここにきて突如“吊り束が私に牙を剥いた”のです。金切ノコギリで釘を切ることも考えましたが、釘といえ金属を切るには、時間がかかる。時間をかけるわけにはいかない。いやいやそもそも金切ノコギリ持ってないし。

そこで私チョイスしたのは、金切ノコギリよりもっと時間がかかりそうな鑿(のみ)。こちらは金テコを借りる際に、借りていました。叩き鑿(たたきのみ)ってやつです。

今後木工作業などが増えてくるので、DIYにはマストアイテム。

 

この鑿(のみ)で釘を避けながら、木の部分をひたすら削っていきます。

これがやっぱり時間がかかったわけです。修行モードに突入です。叩く。ひたすら叩く。木を甲高い音を立てながら削る様は正に職人。

ここでのポイントは、眉間にしわを寄せて「俺は職人」であると自己暗示をかけてください。職人らしい顔つきになってきたら、その一打一打に偽物のプライドをぶつけていきましょう。

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そして木部を削り終わり、むき出しになったのは釘だけ。さて、このむき出しになった釘をどう処理するのか?・・・後で金切ノコギリを購入して切ったことは内緒です。

金切ノコギリなんて安いですからみなさんは最初から準備しておきましょう↓

これで、長押・鴨居・吊り束すべての撤去作業が終了です。

 

まとめ

今回は長押・鴨居・吊り束の撤去を行いました。撤去・壊すという作業ではあまり失敗するということは無いと思われますの、思い切りよく作業していきましょう。今回の素人の私がおこなった作業をまとめると、

  1. 長押を剥がす
  2. 鴨居を外す
  3. 吊り束を切断する

という作業になりました。主に空中戦なので、より安全な作業を心掛けましょう。今回の作業を終えたあとはこんな感じになりました。

kamoi_nageshi_tsuriduka5一番奥の部屋までなんとか光が届くようになりました。開放感がものすごいです。壁を抜いて、敷居・鴨居などを撤去するとその30畳オーバーの広い空間の原型が見えてきました。間取り的には今回の作業で4部屋が1部屋に変身です。本当に広いです。

大物の撤去・壊すという作業もここまでです。ここからは徐々に補修など作る作業へ突入していきます。はたして素人DIYでリノベーションを完成させることはできるのでしょうか。こうご期待。

 

次の記事を読む>>>長押裏の隙間を埋める│セルフリノベーション.com

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築40年8DKのボロボロの家をセルフリノベーションで再生しています。 セルフリノベーションで自分だけの特別な家をDIYで作っています。

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