はじめに

はじめに│セルフリノベーション.com

はじめまして

私は片田舎に住むサラリーマン。

この度きっかけをいただき、一軒家のセルフリノベーションに挑戦することになりました。田舎の割にぼちぼちな家賃のアパートに住んでいましたが、ついに格安で一軒家を貸していただけるというビックチャンスが巡ってきました。

しかも家主の方からは

「潰す予定でもあったから、好きに改造してくれてもいい」とのこと。

そしてこの一軒家をセルフリノベーションすると決意し、備忘録としてブログを書きます。私、商業高校の出身であり、もちろん建築・内装などの知識は皆無。このセルフリノベーションを完遂することができたならば、みなさんもおそらく出来ます。現在セルフリノベーションを考えているという方の参考になればいいと思いますし、詳しい人からのツッコミもいただけたら嬉しいです。

 

なぜセルフリノベーションなのか?

自分でやらないと気が済まない性格だと言ってしまえば、それまでなのですが、やはり自由度の高さがセルフリノベーションの魅力です。自分の趣味・趣向を業者に伝えて完成させるってそんなに簡単なことではありません。

費用が安く済むというメリットも挙げられますが、これに関しては“実はそんなに大きなメリットでは無い”と私は思っています。今回セルフリノベーションを予定している箇所を業者さんにも見積もりをお願いしましたが、確かに金額だけで見ると安くはありません。ただ、セルフリノベーションの予算を組んでいく際に、材料費や工具費、はたまた休日の家族との休養時間を潰している自分の人件費などを計算していくと、プロに任せた方が工期も早く仕上がりも上です。むしろ計算するほどにプロはどうやって食ってんだ?となります。

ただ!自分の住居をセルフリノベーションしてみたらば、おもしろい何かが起こりそうな予感はしてます。

リノベーション前の状態

まずはお借りした一軒家の現状から簡単に紹介していきたいと思います。この家パッと見た感じの印象としては「バブル期の産物」ですが、よくよく考えると私バブル崩壊と共に生まれた世代なのでよくバブルを知りませんでしたね。

家主の方に聞くと、築40年で後に離れを強引に増築したとのこと。もちろんトイレは汲み取り式こと“ぼっとん先輩”である。

先日、隣家で作業していた大工のおっちゃんに「この家作りとかパッと見、大丈夫そうですか?」と聞くと「古いけどしっかりとした感じしてるわ」と言ってもらい、根拠はわかりませんが、とりあえずは信じています。

間取りとしては8DKという驚愕の広さ。現在住んでいる1LDKと比較するまでもなく、とてつもなくゆとりがあり、ゆとり世代の人間としてはシンパシーを感じられずにはいられません。

間取り図を簡単に書いてみましたが、だいたいこんな感じです。

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うむ。広い。広すぎます。間取りを見るだけでもパーティー仕様であることがわかりますよね?トイレなんて男女分かれおり、どこぞの洒落た居酒屋のようである。ぼっとんだが。

でも実際の内装を写真で見てみると・・・。

 

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時代を感じる、和室・洋室・キッチン。これらが今回メインでリノベーションを進めていこうと思っている部屋です。繋がった別棟もありますがそちらは母屋のリノベーションが落ち着いてから考えていこうと思います。

間取り図を見ていると正方形のような形をしており、ウナギの寝床というわけでもなく、あまり問題が無いとも思えます。ですが実際はとにかく屋内が暗いです。とくにキッチンとそれに隣接している和室については、暗いに加えて寒い。

日中普通に働いているサラリーマンとしては、自宅生活において多くの時間を過ごすであろうキッチン周辺、すなわち食卓スペースが暗い・寒いのは死活問題である。私の大好物であるそうめんもこのままでは年中美味しくいただけない危険すらあるのである。

こんな現状ならば、現在のいいところを残し、より良い住空間を創ってみせようじゃないかと、私のクリエイティビティスピリッツ(創作意欲のこと)に火がついたわけである。

デザインコンセプト

セルフリノベーションをするのだから、どんな住居にデザイニングしていくかは自由。まずはリノベーションをしていく前にデザインテーマを決めておきたい。ちょっと薄っぺらになるがテーマは「モダンな喫茶」。強めな言い方をすると「モデーンなキャッフェ!」だ。

まぁそれより肝心なのは、10年20年後に自分が、さらには私の後に住む人が、この家をさらに住み良くしたいという意欲が湧き出るような基地にしなければならないのだ。

家主は一度取り壊すことを考えたが、この家をお返しするとき「壊したくない」と言ってもらえるリノベーションを目指したい。(そんなこと知らずにアッサリと壊されそうだけど)

 

完成イメージ

現時点のリノベーション構想をザックリ挙げると、

■和室・キッチンの壁を抜き、ひとつ部屋に。

■床を全てフローリングにする。

■洋室の天井張替

と決めているのはここまでです。これだけ?と思うかもしれませんが、これらに付随する細かな施工箇所や実際に施行スケジュールを考えていくと、素人にはなかなかのボリュームであり、不安いっぱい。

リノベーション完了後のイメージ間取り図はこんな感じ。

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リビングとなる部分はなんと驚愕の50㎡!畳にして約30畳!スタンディングキャパは250名!!!(住居なので無視してください)そんな巨大リビングへと変貌しようとしています。

ちなみに洋室の壁も抜いてしまい、母屋は1ルーム(こうした場合スタンディングキャパは370名)にすることも考えましたが、冷暖房の都合で断念しました。

 

いったい築40年の家はどんな形に生まれ変わるのか?完成をイメージしながら気長にやっていこうと思います。宜しくお願いします。

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